
■メモリアルカーズ■
その3 ギャランΣスーパーツーリング(三菱)

1 FF135馬力 2速スタートでホイールスピン
ランサーEXで、挫折したものの、三菱ファンは辞めることができないでいた。
函館への転勤をきっかけに、「札幌〜函館間の長距離運転を考慮し」という言い訳を付けて購入したのがギャランΣツーリングターボだ。
エンジンはランサーターボ用のシリウス135馬力。欲しかったヤツだ。
真っ赤な車体で、リアピラーは黒。リアフェンダーが下がっていて、タイヤの上部を覆っているように見えた。
自分ではかっこ良かったなと思っている。
高倉健さんがCM出演していたはずだ。現在でも一部のタクシーとして街中を走っているのを見かける長寿車でもある。
お金がなかったので、中古で購入。トランクには大きなスポイラーが羽のように付いていた。
この羽は純正だったが、いかにも、いかにもという感じがあったため、購入の際にわざわざ、取り外していただいた。
「皆さん、高額をはたいて後付けするんですよ」と販売店の人が驚いていた。
でもラッコマンの好みは、「羊の皮を被った狼」でしたから。(^^)
5速ミッションでとにかく速かった。
2000回転付近からターボが効きはじめ、5000回転くらいまでは一気に吹き上がった。
ちょっとアクセルを余計に開けて、クラッチをつなぐと2速スタートでもホイールスピンを起こした。
FFに大きなパワーを載せることの難しさがよく分かる車だった。
ただし5000回転以上ではエンジンは唸るが、加速感は頭打ちになったと記憶している。
2 室内ひろびろ、何で売れなかったんだろう
ギャランΣは、室内も広いし、エンジンの活きもいい。
ハンドリングはオーバーパワーの分だけ、若干、FF癖があるものの、すごく良くできたクルマだと思う。
サスペンションはスポーツ仕様とはいえ、硬すぎず、柔らかすぎず、安定感があった。
あんな良いクルマが、何で売れなかったんでしょうね。(いわゆる不人気車でした)
いまにして思うと、スタイリングが先進的すぎたのかもしれない。
丸みをおびて、低く、平べったい印象が強かったが、現在なら、リファインして登場すれば支持されるかもしれないと思う。
欠点は、タイヤの磨耗が早かったこと。(これはパワーが出ている分仕方ありませんね)
ブレーキは大柄の車体の割にプアーだったような。
3 タイミングベルト切れたことあります?
このクルマで、「タイミングベルトが切れる」という初体験をした。
ある日、嫁さんの運転で函館市内を走行中、信号で停止したとたん、エンジンが止まった。
「何をやっているんだ。代わってみろ」とか偉そうにいってセルを回した。
セルが勢い良く回るのだが、エンジンがかからない。
「ガソリンか」と燃料計を見たが、ほぼ満タンだ。
けっきょく知り合いの整備工場のレッカーを頼んで、見てもらうことに。
診断の結果、タイミングベルト切れだったことが分かった。
運転の仕方ではなかったのに、怒鳴ったものだから、しばし嫁さんとは不穏な空気に。(怖い、怖い)
たしか8万キロくらいだったと思う。
タイミングベルトの保証は10万キロだが、個体差もあるので、ベルトタイプのクルマは8万キロ超えたら、気にしておいた方がいい。
当時は3万円程度だったと思う。現在価は分からないが、山道でベルト切れからレッカーなどの心配をする位なら早めに交換しておいた方がベストか。
本当に突然で、何が起こったのか分からなくなりますから。