■メモリアルカーズ■
その4 ギャランΣ2000 V6HT(三菱)

1 初めてのV6
ギャランΣスーパーツーリングターボは、お気に入りの1台だったが、残念なことにエアコンが付いていなかった。
「エアコンのパワーロスさえ許さないぞ」という意気込みは最高だったのだが、やはり夏は悲惨だった。
家族を乗せて夏休みの帰省でもしようものなら、忍耐の限界を超えた。
タイミングベルト切れ事件以来、嫁さんは、この真っ赤なΣに嫌悪感も。(^^;
またターボはオイルに気を使い、結構、経済的な負担になった。
そんな頃、札幌出張で出会ってしまったのが、Σハードトップ・V6/2000だった。
パールホワイトとゴールドのツートンカラー。ダークグレーで統一された室内。
5速ミッションだが、オートエアコン・オートクルーズ・オートライト・ハンドルオーディオスイッチなど何でも付いている豪華仕様。
セダンのΣに比べると天井が低く、室内も狭くなっている。
しかしそれ以上に豪華さが上回っていた。
たしかトヨタの中古車店で120万で並んでいた。傷もなくきれいな車体だ。
ボンネットを開けると前方にむかって3本の排気管が誇らしげにせり出していた。前方に3本、後方に3本で6気筒。
6気筒はスムーズさと静かさが売りだと聞いており、魅力的だった。
Σハードトップも不人気車らしく、交渉するまでもなく一発「コミコミ100万円にします」とのこと。
そのまま契約して帰ってきてしまった。
2 さすがV6
V6は、さすがに静か。流れるように走った。課題だったエアコンの効きもよく満足できる買い物になった。
パワー的にはターボのパンチ力はないものの、6000回転まできれいに、上品に吹き上がった。
セダンに比べ室内へ音の進入が少なく、高級な感じだった。シートの座り心地のよさも特筆できた。
ハンドリングはエンジンが重くなっている分だけ、アンダーステアが強くなった。高速で狭いコーナーに入ると外へ、外へと前輪が膨らんでいく。
これはサスペンションが、柔らかく設定されていたことも要因だったのだろう。
×だったのは、ステアリングの形状。当時の三菱は1本スポークのステアリングにこだわって、ほとんどの車種に、これを使っていた。
これは滑るし、指の掛かる部分がないため、長距離走行では非常に疲れた。
ステアリングにオーディオのリモートスイッチが付いていたので、もったいなかったが、3万数千円払ってナルディに交換した。
これでサスペンションをもう少し固めに、タイヤを高グリップのものにできれば、ベストだと思えた。
とりあえずショックアブゾーバを強化しようと色々、物色したが、V6シグマ用のショックはサードパーティからも販売されていない。
販売店で聞いた言葉は、「そういうことをして乗るクルマじゃないですよ」だった。
頑丈で壊れなかったし、見かけの迫力もあったし、ラッコマンにとっては「お気に入り車種・殿堂入り」になったクルマだ。
豪華に見えすぎたのか、嫌がらせのようなカギ傷・いたずらの絶えないクルマだったこともよく覚えている。
お陰で、自分で補修するため板金塗装の勉強を積むことができたのも、この頃だ。(^^;